月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年10月20日(月)

エステル8章 再び王の前に

エステルは、再び王の前に申し出て、その足もとにひれ伏し、涙を流し、憐れみを乞い、アガグ人ハマンの悪事、すなわち、ユダヤ人に対して彼がたくらんだことを無効にしていただくことを願った。(エステル8:3)

 エステルの闘いはまだ終わっていません。ハマンの悪事は暴露されましたが、一度、王の名前で出された「ユダヤ人絶滅計画」の法律は依然として有効なままです。エステルはもう一度、命をかけ、王の前に進み出ます。新しい法律において、「計画」を無効にしてもらうためです。いえ、それだけではありません。もしそれだけなら、再び神の民を脅かす第二、第三のハマンが現れてくることでしょう。その背後にある群衆の妬み、偏見も放置されたままではいけません。エステルは、神の民がこれからも平和に生きえる、その未来のために、再び王の前に涙をこぼします。

 私たちの闘いも終わりません。悪は、私たちの小さな日々に満ちています。しかしなんと脆い、なんと無力な私たち。なんと悲嘆に暮れることにさえ鈍い私たち。その私たちに、「目を覚ましていなさい」と主は言われました。そのために、神の言葉が与えられました。祈ることを教えられました。今日の小さな闘いは、神の民の未来のため、平和の福音のための闘いです。私たちの小さな涙に、主は必ず報いてくださいます。

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