月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年9月27日(土)

マルコ8章 わたしは信じる

そこでイエスがお尋ねになった。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペトロが答えた。「あなたは、メシアです。」(マルコ8:29)

 弟子たちと共にガリラヤで宣教活動を行っていた主イエスの歩みが一つの頂点を迎えます。ペトロが、「あなたは、メシアです」と信仰を言い表したのです。メシアとは、「油注がれた者」という意味で、救い主を表わします。

 主イエスは、「人々は、わたしのことを何者だと言っているか」と問われました。他の人々は主イエスのことを、「洗礼者ヨハネだ」とか、「エリヤだ」と言っていました。実はそれも主イエスに対する大変な賛辞です。聖書を代表する預言者の名前だからです。しかし、主イエスは、預言者にまさる救い主でした。

 主イエスは、「あなたがたはわたしを何者だと言うのか」と弟子たちに問われました。他の人々の意見を踏まえた上で、自分自身はどう思うのかを問われたのです。信仰とは、世の中の意見を並べる評論ではありません。主に示され、自分で確信していることをはっきりと告白することです。

 主は、「わたしを何者だと言うのか」と、私たちにも問われています。私たちも、「わたしはあなたをメシアと信じる」と告白します。

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