月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年7月14日(月)

エレミヤ8章 背を向ける人びとを嘆く神

どうして、この民エルサレムは背く者となり
いつまでも背いているのか。
偽りに固執して
立ち帰ることを拒む。(エレミヤ8:5)

 私たちは、「神は、神を無視して罪を犯す者を、怒り、裁かれる」と、神について想像することがあります。論理的にはそうですし、確かに、神は罪を裁かれます。しかし、神は、冷たい心で、建前論によって物事を判断するようなお方ではありません。

 神は、私たち人間のように汚れた、俗なるものではなく、聖なるお方として人間を愛してくださいます。また、愛する者の背きを憎まれます。愛と共に聖なる憎しみの感情をも持たれる神です(出20章5、6節)。ですから、ご自分の一方的な決断により愛したイスラエルの民が、背を向けて無力な偶像に心を寄せたとき、神は「どうして」と嘆かれたのです。

 その神は、主イエスとして私たちのところに来られ、ご自身を知らせました。罪によって神を見失った私たち人間をも愛し、赦してくださることを明らかにされました。

 神が私たちに向けられた愛は、私たちの愛のように情に基づくのではありません。決して変わることのない決断、決意、意志に基づくものです。神はこの愛をもって、私たちがご自身のもとに来るように、今も招いておられます。

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