月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年7月12日(土)

使徒15章 ただ主イエスの恵みによって

「わたしたちは、主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら異邦人も同じことです。」(使徒15:11)

 パウロたちはシリアのアンティオキアに帰還し、異邦人宣教の報告をすませます。しばらくして、ユダヤ人信徒たちがエルサレムから訪れ、異邦人の救いの条件について、パウロたちと激しい論争を展開することになります。この問題について使徒たちと協議するため、パウロたちはエルサレムに向かったのでした。

 アンティオキアを訪れたのは、律法厳守を強調したファリサイ派出身のキリスト者です。彼らは、異邦人が救われることは認めても、その救いの必要条件として、二つのことをあげます。一つは、主イエスをキリストと信じること。しかし、もう一つは、律法を守り、割礼を受けることです。

 その見解は福音の根幹を打ち壊す、とパウロたちは厳しく反論します。ユダヤ人も異邦人も、律法の実行では義とされず、ただ主イエスの恵みを信じることによって、義とされ救われる、これがパウロたちの福音でした(13章39節)。エルサレムでの協議の結論も、次のように下されました。ユダヤ人も異邦人も人はすべて、ただ主イエスの恵みにより、信仰によって救われる、と。

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