月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年7月7日(月)

エレミヤ4章 イスラエルに託された務め

もし、あなたが真実と公平と正義をもって
「主は生きておられる」と誓うなら
諸国の民は、あなたを通して祝福を受け
あなたを誇りとする。(エレミヤ4:2)

 旧約聖書全体が告げるのは、「神と人間、神とイスラエルとの歴史」です。神は罪に陥って、神を見失った人類の中からアブラハムという人物を選ばれ、その子孫であるイスラエル民族の神となられました(創12章、17章)。彼らをご自身と特別な祝福の関係に入れ、彼らになされた約束を歴史の中で実現しつつ、彼らを導き、ご自身を知らせて来られました。神はその民を祝福されると共に、彼らを通して諸国の民を祝福するという特権的地位を授けられ、彼らにその務めをも託されたのです(創12章3節など)。

 しかし、そのイスラエルが神に背を向けて堕落してしまいました。神が彼らに願ったように彼らを通して諸国の民にご自身を知らせて、祝福をもたらすことが不可能になったのです。

 そこで、神が「立ち帰れ、イスラエルよ」、「わたしのもとに立ち帰れ」(1節)と語られるのは、ただイスラエルの回復だけを、願ったものではありません。その招きは、諸国の民たちへの祝福・救いをもたらすことをも視野に入れた神の切実な思いから出たものです。

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