月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年7月5日(土)

使徒13章 律法によらず信仰によって

「だから、兄弟たち、知っていただきたい。この方による罪の赦しが告げ知らされ、また、あなたがたがモーセの律法では義とされえなかったのに、信じる者は皆、この方によって義とされるのです。」(使徒13:38-39)

 迫害によりエルサレムからシリアのアンティオキアに離散した信徒たちは、福音をユダヤ人に、そしてやがて異邦人にも伝え、彼らの多くがキリスト者となります。このキリスト者の群れが、地の果てに至る宣教、特に本格的な異邦人福音伝道の前線基地となるのです。

 この異邦人宣教に派遣されたのは、バルナバとパウロです。特にパウロは、ペトロの異邦人宣教の出来事以前に、復活の主イエスから異邦人に福音を伝える使命を与えられています。彼らはキプロス、さらにピシディアのアンティオキアへ向かいます。ここでまず、ユダヤ人たちとユダヤ教に改宗した異邦人に、パウロが福音を伝えます。

 パウロは、大きく二つのことを証しします。ひとつは、神が先祖に与えてきた救い主の約束は、十字架と復活の主イエスにおいて実現したことです。第二に、神によって義と認められ、罪を赦されるのは、モーセ律法の遵守によらず、ただ救い主イエスを信じることによってです。こうして律法遵守との関わりで、信仰により義と認められる救いが、はっきり宣教され始められるのです。

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