月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年5月6日(火)

列王下4章 神の恵みと守りがいつも

一人の男がバアル・シャリシャから初物のパン、大麦パン20個と新しい穀物を袋に入れて神の人のもとに持って来た。…エリシャは再び命じた。「人々に与えて食べさせなさい。主は言われる。『彼らは食べきれずに残す。』」(列王下4:42-43)

 この章には預言者エリシャが行った奇跡が記されています。シュネムの婦人の息子を生き返らせたことにページが多く割かれています。しかし、ここには預言者の仲間のためになされた奇跡も取り上げられています。

 当時の預言者たちはとても貧しく、経済的にも追い詰められていました。しかし、彼らを助ける者が現れて、その生活を支え、預言者の働きを継続させます。

 4章の最後に出てくるパンの奇跡は、規模は小さいですが、キリストによる5000人給食や4000人給食を思い出させます。一人の男が持ってきたわずかの食べ物が元になって多くの人を養うものになります。持ってこられたのは、「初物のパン、大麦パン20個と新しい穀物」であったとあります。「初物のパン」は本来、祭司に献げるはずのものでしたが、ここでは預言者に献げられます。

 食べ物は百人に与えるには到底足りない量でしたが、エリシャは分けて配ると余るほどになることを知っていました。目に見える奇跡はなくても、私たちの生活にも主の恵みと守りが、日々与えられています。

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