月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年1月29日(水)

レビ14章 罪の清めのための血と水

祭司は…生きている清い鳥二羽…を用意させ…新鮮な水を満たした土器の上で鳥の一羽を殺すように命じる。それから、杉の枝、緋糸、ヒソプおよび生きているもう一羽の鳥を取り…殺された鳥の血に浸してから、清めの儀式を受ける者に七度振りかけて清め…生きている鳥は野に放つ。(レビ14:4-7)

 ツァラアトの清めの儀式について教えられています。増え広がっていくツァラアトの恐怖は、私たちの誰もが冒されている「罪」という病の恐ろしさを、目に見えるかたちで象徴的に示していると考えられていたようです。(ただし、特定の病を患う人を、罪の象徴と見なしたり、遠ざけたりするようなことはしてはなりません。)

 その清めのために、「生きている清い鳥二羽、杉の枝、緋糸、ヒソプ」そして「新鮮な水」が用意されました。それぞれの象徴的意味は明確ではありませんが、二羽の鳥のうち一羽の血が流され、一羽は自由な空へと放たれるということの内に、イエス・キリストの十字架の死と復活の予型を、キリスト教会は見出してきました。

 流れ出る鮮血と水というと、ヨハネによる福音書19章34節を思い出します。十字架の主の血潮によって、私たちは罪洗われて、新しい契約にあずかります。その救いの確証として、水による洗礼を受け、契約共同体へと取り戻されます。そして、新しい生へと飛び立つのです。

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