月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年12月27日(金)

ローマ15章 祈ってください

兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストによって、また、“霊”が与えてくださる愛によってお願いします。どうか、わたしのために、わたしと一緒に神に熱心に祈ってください。(ローマ15:30)

 年に数回、神社で柏手を打って願い事をする程度だったわたしにとって、教会での祈りは驚きでした。

 礼拝でも祈祷会でも家庭でも個人でも、よく祈る。しかも、その内容の豊かなこと。自分や家族のことを始め、教会員の様々な必要のため、牧師や役員のため、病気や困難な人のため、教会外の人々、為政者や世界のため。しかも困り事だけではない、感謝なことさえも。

 さらに驚いたのは「祈ってください」と頼むことです。お互いの問題や弱さを正直に話して、互いに祈り合う。祈ることを通して、一つになる。クリスチャンとは不思議な人たちだと思いました。

 祈りはボーダーレスです。あらゆる壁を越えて行きます。国境も民族の違いも、互いの間にある心の壁さえ越えられます。そうして、無力な私たちがすべてを神の元へと差し出すのです。

 願った通りになるかどうかはわかりません。けれども、主イエス・キリストさえもくださった神の御心がなること。すべての「平和の源である神」が共にいてくださること(33節)。それが、祈りの土台であり目的です。

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