月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年11月23日(土)

ローマ7章 救われない悲惨と救われた祝福

しかし今は、わたしたちは、自分を縛っていた律法に対して死んだ者となり、律法から解放されています。その結果、文字に従う古い生き方ではなく、“霊”に従う新しい生き方で仕えるようになっているのです。(ローマ7:6)

 律法には、本来、人に命を得させたいという神の意志が込められています。しかし、人が律法に従わないとき、命の対局にある死が、神の怒りとして到来することをも、律法は告げています。

 この律法により死へと断罪される私たちが、今、聖霊により生かされています。キリストの命とその聖に与るようにと招かれています。パウロは、この恵みを、律法に対して死に、霊に従う新しい生き方で神に仕える、と語っています。

 今日の箇所は8章1節につながっていきます。その間にパウロは自らの深刻な苦悩を告白しています。聖化の未完成ゆえの罪との戦いであるならば、必ず聖霊による勝利の希望とその確信が表明されますので、キリストなき罪人の霊的悲惨の表明と理解するほうがよいでしょう。

 律法が与える死と向き合うとき、霊において生かされている恵みが心に迫ってきます。キリストにある救いの光の中で自らを見るとき、キリストを着ていない裸の自分の悲惨さに気付かされます。そのなかで、パウロと共に、心から、「主イエス・キリストを通して神に感謝」します(25節)。

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