月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年11月20日(水)

出エジプト26章 神と人との隔たり

この垂れ幕はあなたたちに対して聖所と至聖所とを分けるものとなる。(出エジプト26:33)

 幕屋には聖所と至聖所と呼ばれる二つの部屋が設けられ、「垂れ幕」によって仕切られていました。契約の箱のある至聖所には、年に一度の贖罪日に大祭司だけが入ることが許されました。垂れ幕は、神と人間の間にある「隔たり」を象徴しています。この「隔たり」の原因は人間の悪、つまり人間の罪です(イザ59章2節)。

 シナイ契約によって、民は神に近づくことが許されるようになりました。しかし動物の犠牲の血は、人間の罪を完全には取り除くことができません。完全な犠牲であるキリストの血だけが、罪という隔たりを取り除くことができるのです。キリストは十字架の死を通して罪を取り除き、神との和解を実現されました。その時「神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け」ました(マタ27章51節)。こうして誰もが神に最も近い至聖所に入ることが許されたのです。

 神と私たちを隔てるものはもう何もありません。ですから私たちも「信頼しきって、真心から神に近づこうではありませんか」(ヘブ10章22節)。

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