月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年11月10日(日)

詩編35編 僕の平和を望まれる主

わたしが正しいとされることを望む人々が
喜び歌い、喜び祝い
絶えることなく唱えますように
「主をあがめよ御自分の僕の平和を望む方を」と。
わたしの舌があなたの正しさを歌い
絶えることなくあなたを賛美しますように。(詩編35:27-28)

 この詩編は理不尽な敵の攻撃や非難を全能の神に委ねて訴えています。この叫びや苦しみについて、人の子であるイエス・キリストのご受難と重ねて考えることができる者たちは幸いです。

 不法の証人が数多く立ち、無実な神の御子イエス・キリストが十字架につけられました。主が十字架につけられただけでなく、兵士や人々は大口を開けて嘲笑い、その哀れな様を「この目で見た」(21節)と侮辱します。22節の「わたしの主よ、遠く離れないでください」は、詩編22編の冒頭の「わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか」(新改訳)という十字架上の主の叫びと重なって来ます。

 このとき、主イエスの胸の内は、敵に対する復讐心でいっぱいだったのでしょうか。いいえ、私たちの負わなければならない恐怖心の一切を背負いながら、すべてを父なる神の御手に委ねられたのです。それゆえ私たちも困窮の中にあっても、主と共にあるとき神を賛美し続けられるのです。

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