月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月17日(木)

出エジプト8章 危機に真剣に向き合う

魔術師はファラオに、「これは神の指の働きでございます」と言ったが、ファラオの心はかたくなになり、彼らの言うことを聞かなかった。主が仰せになったとおりである。(出エジプト8:15)

 エジプトの国にくだされる度重なる災いによってファラオはモーセに譲歩する姿勢を示します。しかし彼はその災いが遠ざかるとまたもとのかたくなな姿勢に戻ってしまうのです。

 さらに、ファラオにはもう一つ自分が窮地に陥った場合に頼りとするものがありました。それはエジプトの魔術師たちです。しかし、神がくだされる災いが大きくなると、彼らは自ら白旗を揚げてしまいます。ところがファラオはこの魔術師たちの進言にも心をかたくなにしてしまいます。

 私たちも厳しい現実にぶつかったとき、真剣に人生について考えることがあります。ところが問題が解決し、一息つくと、すぐにもとに戻ってしまいます。また、厳しい現実を忘れるために、神ではないものに依存しようとします。しかし、実はこの人生の厳しい現実こそが、私たちが神に真剣になって向き合う機会であることを、私たちは思い出すべきではないでしょうか。そうすれば、私たちも必ずこの厳しい現実の中に隠されている神の祝福を受けることができるはずです。

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