月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月15日(火)

出エジプト6章 主というわたしの名を知らせる

神はモーセに仰せになった。「わたしは主である。わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに全能の神として現れたが、主というわたしの名を知らせなかった。」(出エジプト6:2-3)

 神はいままでイスラエルの民の先祖たちに「主」という名を知らせてこなかったとモーセに語ります。これはとても不思議な言葉です。

 イスラエルの民の先祖たちも神を「主」と呼んでいたはずです。それなのになぜ神はこのような言葉をモーセに語ったのでしょうか。それはこれから始まる出エジプトの出来事に深く関わっています。出エジプトの出来事は族長たちに神が結ばれた約束の成就を示すものだったからです。モーセたちは、族長たちが知り得なかった神の約束の成就を実際に体験します。そのことにより、自分たちが信じてきた神が契約を成就される「主」であることを改めて知ることになりました。

 私たちは神の約束の成就をイエス・キリストによる救いの出来事を通して確実に知らされています。神はその御子をこの地上に遣わすことで、私たちに対する約束を忠実に守られ、ご自分が「主」であることを私たちに示されるのです。この「主」が私たちの今日一日を守ってくださるのです。これほど確かな慰めと励ましは他にはありません。

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