月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年8月30日(金)

2コリント1章 苦難と慰めを共に

神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。(2コリント1:4)

 コリントの信徒への手紙二は、伝道者パウロがコリント教会に書き送った手紙です。パウロはアジア州で体験した死を覚悟するほどの苦しみを後にして、再びコリントを訪問しようとしていました。

 この時、コリント教会に大きな問題があり、パウロはそのために苦しんでいました。しかし、パウロは苦しみだけではなく、苦しみを超える神の豊かな慰めをも、同時に、経験していました。

 この1章のはじめには一体、何回、「苦難」と「慰め」という言葉が用いられているでしょうか。できれば、小さく声に出して、ここを読んでみてください。そのようにして言葉の響きに耳を傾けてみてください。そのようにしてみるときに、私たち自身が深く慰められるように思います。

 私たちの経験する苦しみには取り除かれるものもあれば、そうではないものもあります。与えられた意味が分からない苦しみもあります。しかし、そこには決して苦難だけがあるのではありません。私たちは苦難と共に、慰めをも与えられます。さらに神からいただいた慰めによって私たちは他者を慰めることにも導かれます。

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