月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年7月27日(土)

ヨハネ12章 主に引き寄せられて

「この声が聞こえたのは、わたしのためではなく、あなたがたのためだ。今こそ、この世が裁かれる時。今、この世の支配者が追放される。わたしは地上から上げられるとき、すべての人を自分のもとへ引き寄せよう。」イエスは、御自分がどのような死を遂げるかを示そうとして、こう言われたのである。(ヨハネ12:30-33)

 十字架に向かう主イエスの歩みが、いよいよ急を告げています。「今、わたしは心騒ぐ」(27節)に始まる主イエスの祈りは、十字架を目前にした御子が天の父と交わす、悲痛なほどの対話です。父なる神は、御子の十字架を「栄光」の現れと定めておられます。

 十字架の時は、神の栄光の現れであると同時に、「この世の支配者」として振舞っているサタンの追放の時でもあります。十字架こそ、罪と死、破滅と荒廃をもたらす世の力への、神の全面的な勝利です。

 十字架で主イエスは「地上から上げられ」ます。それはまた、すべての人を主のもとへと「引き寄せ」るときでもあります。主イエスは、お選びになった人々すべてを、確実に御自身のもとへ引き寄せてくださいます。

 主に引き寄せられることが私たちの希望です。死と滅びの「暗闇」(35節)も、私たちを引き止めることはできません。主イエスに引き寄せていただき、「光の子」(36節)として光の中を歩き、光に向かって進みましょう。

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