月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月19日(日)

使徒2章 届く言葉で伝えられた福音

「そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。…だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。(使徒2:3-6)

 故郷の方言を都会で耳にすると、話している人に親近感を覚え、懐かしさが込み上げてきます。

 さて、最初のペンテコステのとき、エルサレムでは使徒たちにより、福音伝道がまさに故郷の言葉でなされました。エルサレムの住民からすれば、「ほかの国々の言葉」でしたが、さまざまな国から集まってきていた人々は、「自分の故郷の言葉が話されているのを」耳にしました。

 ニューヨークの日本人教会に出席したことがあります。英語で生活をしておられるビジネスマンが、日本語礼拝に集っておられました。「英語の礼拝でも大丈夫でしょう」と尋ねますと、「英語を聞いていると仕事している感覚がある。心のひだに沁み込むのは日本語」と即答されました。母国語で福音を聞くことができる恵みは、外国生活ならではの体験でしょう。

 日本においても、「自分たちの言葉で話されている」と教会に来られた方に実感してもらえることが大切です。教会が、「聖霊に満たされ」、都会でも田舎でもそこで生活しておられる方々に届く言葉で福音をお伝えできますようにと、ペンテコステに祈り求めます。

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