月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月13日(月)

エゼキエル19章 悲しみの歌をうたう

また、若枝の茂る太い枝から
火が出て、実を焼き尽くした。
それゆえ、この木には
支配者の杖となる強い枝はなくなった。
この歌は悲しみの歌。
悲しみの歌としてうたわれた。(エゼキエル19:14)

 主は預言者に、イスラエルの指導者たちのために悲しみの歌をうたわせます。9節までの捕らえられた獅子、10節からの引き抜かれたぶどうの木とは、イスラエルの指導者のことです。

 特に後半のぶどうの木の歌には、イスラエルの最後の様子が預言されています。イスラエルは10、11節のように、豊かなところでした。そのイスラエルに対して、厳しい裁きが語られます。それは「引き抜かれ」、「焼き尽くした」(12節)と言われるほどの、決定的なものでした。支配者たちは挫かれ、人々は捕囚の民として異教の地へと移され、「太い枝」、「強い枝」はイスラエルからなくなりました。

 しかし、主の御業はこれで終わるのではありません。救いは「強い枝」によるのではありません。「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち」(イザ11章1節)と言われるお方が起こされます。 このお方こそ、悲しみの歌を救いによって喜びの歌へと変える、まことのぶどうの木なる主イエスです。

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