月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年4月11日(木)

エゼキエル4章 罪を身に負って

左脇を下にして横たわり、イスラエルの家の罪を負いなさい。…あなたはイスラエルの家の罪を負わねばならない。(エゼキエル4:4-5)

 神はエゼキエルに、ご自分の栄光をあらわした上で、彼を反逆の人々に対して神の言葉を語る務めに召しました。これは、人々が反逆の悪の道から神に立ち帰り、命を得るように、という神の愛のゆえです。

 しかし神はここに、神の民イスラエルを襲う過酷な現実を、エゼキエルのふるまいを通して示そうとします。それは、エルサレムが強力な敵に包囲され、遂に滅ぼされるという悲惨な現実です。

 人々は、自らが神に反逆し罪を犯していることを認めようとしません。しかし、悲惨な現実は、彼らの反逆と罪のゆえに神が下される処罰にほかなりません。エゼキエルのふるまいは、人々に対する「しるし」です(3節)。つまり、罪への神の処罰として、あなたたちは包囲され滅ぼされることは、明らかだと示すものです。

 脇を下にして横たわることが、「罪を負う」しるしと言われます。これには二重の意味があります。一つは、神に対するひねくれた悪を処罰する意味。もう一つは、祭司のように、罪の処罰を贖うという意味です。神は人々に、罪人の処罰と共に、その贖いの希望もお示しになるのです。

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