月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年3月24日(日)

詩編11編 主に従う人にできること

主を、わたしは避けどころとしている。
どうしてあなたたちはわたしの魂に言うのか
「…世の秩序が覆っているのに
主に従う人に何ができようか」と。(詩編11:1,3)

 この詩が書かれた時代にも、世の秩序が覆っているとしか思えない状況があったようです。主に逆らい、不法を愛する者が、主に従う人に襲いかかろうとしています。 今日でも社会を覆そうとする企てを試みる人や集団がありますが、国家には法律があり、国どうしの条約があり国連もあります。違法なことをすれば裁かれます。しかしなお、この世には不条理と見えることも横行しており、貧富の格差はなくならず、次々と新手の犯罪が起こります。

 そのような中、この世を変えようとして旗を掲げ、新たな国づくりを提唱する人々は常にいます。では、主イエスご自身はこの世で何をなさったでしょうか。

 それは、力ずくで権力を握り、政治的に支配して社会を変えることではありませんでした。ご自身が十字架にかかることで人の罪を償い、心を新たにさせ、神に立ち帰らせることでした。

 主に従う人にできることは、自らの生活を通し、また、御言葉を告げ知らせ、主が立て給う秩序とは何かを世に知らしめることです。

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