月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年2月28日(木)

マタイ22章 メシアはダビデの子か?

イエスは言われた。「…このようにダビデがメシアを主と呼んでいるのであれば、どうしてメシアがダビデの子なのか。」(マタイ22:43-45)

 神が備えておられた真のメシアは、罪と悪魔の支配から私たちを解放してくれる救い主でした。ところが当時のユダヤ人の多くが考え期待していたメシアは、自分たちをローマの支配から解放してくれるダビデ王のような救い主でした。その誤ったメシア理解のため、主イエスはメシアと名乗ることに極めて慎重で、むしろ「人の子」(ダニ7章13節)と自称されました。

 メシアはダビデの子孫から生まれ出ることになっていましたが、決してダビデのような人物ではありません。このことは、主イエスが引用された詩編110編からも論証できることでした。そもそも偉大な王ダビデといえども罪ある人間です。ですから、文字通りの子孫では、メシアも罪を免れないことになります。

 主イエスは、エルサレムに入っていかれてからは、自らについて明らさまに語り、また敵対者の誤りを鋭く激しく非難されました。まことに聖なる「人の子」メシアなればこそ、実際におできになったことです。

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