月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年1月11日(金)

マタイ5章 打ち砕かれた人々への祝福

「心の貧しい人々は、幸いである、
天の国はその人たちのものである。
悲しむ人々は、幸いである、
その人たちは慰められる。」(マタイ5:3-4)

 山上の説教は、私たちを打ち砕く説教です。5章だけでもそうです。怒りや侮辱をやめ、情欲を制し、夫婦の絆を深め、嘘を言わず、復讐心を持たず、敵を愛せよ、と命じられています。そのようにできればどれほどよいでしょう。けれども、そう生きようとして高みを目指すとき、私たちは地べたに叩きつけられます。主の教えのとおりに生きることができないのです。

 その時こそ、説教の最初に戻りましょう。「心の貧しい人々(霊的課題について無力を痛感し、主に頼るほかない人々)は幸いである」、「悲しんでいる人々(悲しみつつ救いの完成を待ち焦がれる人々)は幸いである」。主の説教によって、心打ち砕かれる人々が幸いなのです。

 そのような人を限りなく赦し続け、よい生活に立ち向かわせ、生涯をかけて私たちを造り変えてくださる主の御業が、天の国の恵みとして、始まったからです。十字架後の今、私たちはその祝福をさらに豊かにいただいています。

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