月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年11月19日(月)

ヨエル1章 いなごによる荒廃と神への叫び

主よ、わたしはあなたを呼びます。
火が荒れ野の草地を焼き尽くし
炎が野の木をなめ尽くしたからです。(ヨエル1:19)

 預言者ヨエルは、いなごによる災難を通して神のさばきを警告しながら、この地に住む人びとに悔い改めを促しています。いなごの群れは、これまでになかったような被害をもたらしました。ぶどうの木を荒らし、いちじくの木を引き裂き、小麦と大麦などの穀物も略奪しました。ヨエルはこの前代未聞の災難を後の世代にまで伝えよと言います。

 しかし、ヨエルが人びとの心を向けようとしているのは、いなごのもたらす被害に対してだけではありません。彼は、もっと恐ろしい日、主の日に人びとの心を向けようとしています。その日こそ、ほんとうの破滅の日だからです。直面している現実の災難を通して、やがて来る主のさばきの日に心を向けることのできる人は、幸いです。

 現実の災害を他人の罪と安易に結びつけて、自分は大丈夫だと安心してはいけません(ルカ13章4節)。自分の罪を省み、主のみ前に心から畏れの思いを抱くことが大切です。そのとき、主への心の叫びが生まれてきます。

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