月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年9月24日(月)

エステル9-10章 神の御心は「危機」を「好機」に

ユダヤ人が敵をなくして安らぎを得た日として、悩みが喜びに、嘆きが祭りに変わった月として、この月の両日を宴会と祝祭の日とし、贈り物を交換し、貧しい人に施しをすることとした。(エステル9:22)

 ユダヤ教の盛大な祭りの一つにプリムの祭りがあります。プリムはくじを意味するペルシア語の「プル」に由来します。ハマンがユダヤ人絶滅計画の実行日としてくじによって決めた日が、神の不思議な導きによって、絶滅からの救いの日となったのでした。プリムの祭りは、その救いを記念するものです。

 ハマンは、神のみを敬うモルデカイを憎み、殺そうとするばかりか、それだけではなくすべてのユダヤ人の殺害を計画し、実行しようとします。しかし、モルデカイやエステルの働きによって、このハマンの計画は挫折します。ハマンはモルデカイを死刑にするために立てた柱につるされて殺されています。神の御心は、ご自分の民が滅びることではなく救いにあずかることだったのです。こうして、「悩みが喜びに、嘆きが祭りに」変えられる逆転が起こりました。

 主イエスの十字架の死も同じです。主が十字架につけられた日、滅ぶはずの私たちは救いにあずかるものとされました。

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