月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月12日(木)

ローマ16章 神の栄誉を讃える

この知恵ある唯一の神に、イエス・キリストを通して栄光が世々限りなくありますように、アーメン。(ローマ16:27)

 「栄光と栄誉は神にある」、または、「神にあれ」という形式の文を「頌栄」といいます。主の祈りの第一祈願も内容的にそうです。讃美歌の中にもあります。もとは、この箇所のように、聖書に出てくる、神を賛美する表現です。

 「御心が成りますように」と祈る人は、頌栄に生きる人です。頌栄は、キリストによって神との生きた関係を取り戻した人が口にできる最高の言葉です。罪人、つまり神の人格を軽んじ無視する者の口にはのぼらない言葉です。その人は「栄光と栄誉は私にある」、または、「私にあれ」と思っているのですから。そう意識的に思っていなくても、神を崇めない人の心はそのようになっています。

 著者パウロは、福音宣教に従事する中で、それが神の意思であるにもかかわらず、しばしば彼の活動が滞り妨げられる経験をしました。その苦しみを受取人たちに訴えますが、最後は頌栄で結びます。ローマの信徒への手紙も頌栄で閉じられます。私たちの人生の最期も頌栄で結びたいものです。

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