月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月6日(金)

ローマ14章 すべては神のよきもの

それ自体で汚れたものは何もないと、わたしは主イエスによって知り、そして確信しています。汚れたものだと思うならば、それは、その人にだけ汚れたものです。あなたの食べ物について兄弟が心を痛めるならば、あなたはもはや愛に従って歩んでいません。(ローマ14:14-15)

 この世界にあるすべてのものは、神が造られたのですからよきものです。「汚れたもの」と「聖なるもの」の区分が自明であるとされた社会で、このことを語ることは革新的な意義をもっています。創造者である神を知っている者だけが、見抜くことができる洞察です。

 しかし、「すべてのものはよきもの」といっても、用い方によって結果的に悪しきものになることがあります。たとえば、美味しくても塩辛い料理は、高血圧の人にはよいものではありません。社会通念から人を開放する信仰的な洞察が与えられていても、愛が不十分であるなら、その洞察を人に役立つように用いることはできません。

 さらに、私たち罪人が、新しく造り出すものは神のよきものを加工したにすぎません。その知識は有限で、愛には欠けがあります。私たちが造るよきものの場合、それがもたらす影響について十分に見通すことはできません。ですから、いつも創造者である神に立ち帰って考えることが、この世界のものを健全に用いうる秘訣です。

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