月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年5月23日(水)

エズラ7-8章 御言葉による再建

エズラは、イスラエルの神なる主が授けられたモーセの律法に詳しい書記官であり、その神なる主の御手の加護を受けて、求めるものをすべて王から与えられていた。(エズラ7:6)

 7章は、神殿奉献の喜びから60年後の物語です。今や、エルサレム神殿は完成し、礼拝は回復されました。しかし、神の生ける宮である神の民の霊的再建は、依然として途上でした。この大事業のために、主はエズラを起こされました。

 この人物は、第二のモーセとも称されるほどに、ユダヤの歴史において大変尊重されてきました。それは、ひとえに律法によく通じていたからです。神の言葉への精通です。彼は神の召しに応えて、「主の律法を研究して実行し、イスラエルに掟と法を教えることに専念し」(10節)ました。それは御言葉を中心にした、神の民の霊的改革の始まりでした。

 どれだけ外面的に華々しい事業がなされても、どれだけ立派な会堂が建ったとしても、聖書を尊び、学び、これに従う神の民がいなければ、砂の上に建てた家と同じです。御言葉に聞き従う者には「神の御手の加護」(6、9、28節、8章18、31節)が約束されています。

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