月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月26日(水)

申命記6章 神を愛する

聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。(申命記6:4-5)

 4〜9節は、「シェマー(ヘブライ語で「聞きなさい」という意味)」と呼ばれ、ユダヤ人は毎日、朝晩唱えています。なかでも5節は、主イエスも、最も重要な掟であると教えられたものです。確かにこの部分は、律法あるいは十戒の要約であり、日々心にとめて歩むべき御言葉です。

 しかし、律法・戒めと言いつつも、ここでは「愛しなさい」という命令になっています。普通、神は畏れるもの、敬うものです。ところが、聖書の神は、愛する存在です。しかもその愛する神は、先だって愛してくださるお方です(4章37節)。そのように、神と神の民との関係は、愛の関係です。律法や戒めを守るのも、神を愛する表れとして守るのです(ヨハ14章15節)。これを見失うと律法主義になってしまいます。

 心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、すなわち知性と感情と意志の全人格をもって、唯一の神を愛しましょう。主に喜ばれるように、戒めを守って、主への愛を表わしましょう。

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