「主に依り頼め」という繰り返しは、虚しい偶像に依り頼むなという勧めとセットで語られています。「国々の偶像は金銀にすぎず」(4節)とありますが、富や権力、世の人たちが追い求めてやまないさまざまな偶像が存在します。21世紀の偶像は必ずしも、聖書の時代とは同じ形をしてはいないかもしれません。しかし、偶像が、その虚しさを隠して、私たちを惹き付けるという点では、昔も今も同じです。そして、偶像に依り頼む者に、必ず、空しさを味あわせます。イスラエルよ、主に依り頼め。
主は助け、主は盾。
アロンの家よ、主に依り頼め。
主は助け、主は盾。
主を畏れる人よ、主に依り頼め。
主は助け、主は盾。(詩編115:9-11)