月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年8月24日(水)

イザヤ45章 わたしが主、ほかにはいない

光を造り、闇を創造し
平和をもたらし、災いを創造する者。
わたしが主、これらのことをするものである。(イザヤ45:7)

 ペルシアの王キュロスは、オリエント世界を統一し、世界帝国を築き上げたことでその名を馳せています。キュロスは、制圧した民族の宗教に寛容でした。イスラエル民族を捕囚としたバビロンを滅ぼし、イスラエルを解放したのは、この人です。彼によってエルサレム神殿再建の道が開かれました。イザヤはこのキュロスを「主が油を注がれた人」と呼んでいます(1節)。しかし、このキュロスも、救いの歴史を導く神が遣わした器に過ぎません。

 神は「わたしが主、ほかにはいない」(5節)と断言されます。神がキュロスをお立てになった目的の一つは、キュロス自身に主なる神の存在を知らせることでした。これはキュロスに限りません。上に立つ者は、真に畏れるべきお方がいることを知るべきです。

 神のもう一つの目的は、世界中の人びとに、主のほかには、真の神がいないことを知らしめることでした。キュロスよりも偉大で、歴史を支配しておられる神を知った人は幸いな者です。

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