月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月26日(火)

列王下18章 主なる神に固く信頼する信仰

彼(ヒゼキヤ)はイスラエルの神、主に依り頼んだ。…彼は主を固く信頼し、主に背いて離れ去ることなく、主がモーセに授けられた戒めを守った。主は彼と共におられ、彼が何を企てても成功した。(列王下18:5-7)

 ヒゼキヤは、神殿を清め、偶像礼拝を撤廃します。父アハズは、偶像礼拝を国中に蔓延させただけではなく、神殿の扉を閉じていました。そこでヒゼキヤは、アハズが閉じてしまった神殿の扉を開いて修理をし、「宮きよめ」を行うと共に、神殿礼拝を回復させていただきました。

 それは、アッシリアに対する政治的挑発となるものでした。アハズの時代、ユダ王国はアッシリアの属国となって政治的独立を失い、アッシリアの神にも従属して、その宗教政策に服属することになっていたからでした。主なる神に立ち帰ることは、宗主国からの宗教的独立を意味し、アッシリアに対する反逆と見なされます。それは、アッシリアからの制裁を招く、非常に危険な行為でした。

 しかし、それを承知でヒゼキヤは、宗教改革を断行します。北王国の滅亡を目の当たりにして、ヒゼキヤは、「イスラエルの神、主に依り頼んだ」のです。そして国家と民族の存亡を、イスラエルの神にかけていったのでした。

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