月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年6月5日(日)

詩編98編 主の御腕による救いの御業

主は救いを示し
恵みの御業を諸国の民の目に現し
イスラエルの家に対する
慈しみとまことを御心に留められた。
地の果てまですべての人は
わたしたちの神の救いの御業を見た。(詩編98:2-3)

 詩人は、主をほめ歌い、礼拝することを、人びとに、そして海や山々にまでも呼びかけます。

 それは、いつも、あらゆることに御力を現しておられる主が、ご自身の御腕によって特別の力を発揮され、驚くべき救いの御業を成し遂げられたからです(1節)。また、主がイスラエルに救いの御業を行われたのは、ご自身の民を慈しみ、彼らの先祖アブラハム、イサク、ヤコブと結ばれた契約に忠実であられたからです。

 それも、イスラエル民族に対する大いなる救いの御業と恵みの御業(正義)が、誰の目にもはっきりと見える形で示されたのです。諸国の民が、それを目にして、神の裁きが正しいことを知り、また、神がイスラエルを愛しておられることを覚えるためです。さらには、すべての民が、神とイスラエルの関係に憧れを抱くためです。

 詩編の終末的な展望は、独り子イエス・キリストの到来により、明らかになっています。私たちはこのお方を信じて、すべての民と共に行う礼拝を待ち望みます。

コントローラ

Copyright (C) 2011 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.