月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月27日(水)

ヨハネ20章(2) 復活節 見ないのに信じる人は幸いである

イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」(ヨハネ20:29)

 主は復活されて弟子たちの所へ来られました。ところがその場にいなかったトマスは、主イエスが復活されたことを弟子たちを通して聞きます。私たちと同様に、復活のメッセージを聞く者となったのです。しかし、どうしても信じることができません。

 このトマスのことは、疑い深いと言われることがありますが、彼は本当に特別に疑い深い人だったのでしょうか。トマスは、疑いをもみ消さない正直な人であったのではないでしょうか。トマスは、わたしは信じないと言いながらも、弟子たちの群れから離れることはありません。翌週の日曜日も群れの中にいます。

 その日、トマスのところに、主イエスはもう一度来て、ご自身をあらわして語りかけ、信じることへと導かれました。トマスの心をよく知っておられた主イエスは、私たちの疑いや迷いもよくご存じです。そしてそのような私たちを、決して見捨てないで、どこまでも忍耐して、私たちが信じることができるように導いてくださいます。

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