月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月21日(木)

マタイ27章 受難週 わが神、わが神

三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。(マタイ27:46)

 「わが神、わか神、なぜ…」と主イエスは十字架の上で、叫ばれました。この言葉は詩編22編の冒頭の言葉です。主は、神を呼ぶ祈りの詩編で祈られたのです。だとすれば、最後まで神を呼ばれたのであり、神への信頼を失われることはなかったのです。

 けれども、それは本当は絶望されなかったということではありません。この主の叫びは、神の前に立たされた罪人の言葉です。ここで、主は、私たち罪人が神の御前で語るべき言葉を口にされたのです。罪ある人間が苦しみ、悩み、そこで叫ぶのは、「どうして自分は神から見放されているのか」ということではないでしょうか。

 けれども、主がこのように叫ばれたということは、私たちに何があっても、私たちは同じ叫びを上げる必要はなくなったということです。私たちは、もはや、絶望して生き、死ぬことはなくなったのです。私たちは、もう神に見放されることはありません。それは、主が十字架の上で身代わりに死んでくださったからです。

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