月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月14日(木)

マタイ14章 自らの限界を超えて

イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。(マタイ14:29-31)

 嵐の湖の上を弟子たちの方へと歩いて来られた主イエスに、ペトロは、「わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください」と言いました。それで、その言葉を受けて、主イエスが彼に、「来なさい」と言われました。

 主イエスが命じられるなら、自分も嵐の水の上を歩くことができる、とペトロは信仰を言い表しました。主の力、その御言葉に信頼したのです。主が命じてくださるなら、嵐からも自由になって、自らの限界を超えて、水の上を歩むこともできるというのです。

 しかし、ペトロは、「強い風に気がついて怖くなり」、溺れかけてしまいます。主から「信仰の薄い者よ」と言われます。主イエス以外のものを見てしまって、風の威力に怯えてしまったことに、彼の信仰の薄さがあります。

 限界を超えて進むには、主イエスへの集中を途切れさせない篤い信仰が必要です。すぐに疑う信仰の薄さを恥じ、篤い信仰を求めるとき初めて、嘆きの谷も死の谷も越えて、主に従っていくことができます。

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