月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月1日(金)

1コリント13章 最も大いなる愛によって

それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。(1コリント13:13)

 「信仰と希望と愛」と刻まれた壁掛けをご覧になった方もおられることでしょう。この聖句の中心は、愛にあります。多くの人の魂を捕らえて離さない御言葉です。

 この聖句が与えられたコリント教会は、今まで、人の目によく映る才能や能力によって、教会を造ろうとしてきました。そのなかで、教会が世のあり方と同じになってしまって、賜物の有無やその評価を巡って、教会内に差別や争いが生じてしまいました。聖書は、そのような教会に「十字架のキリストの愛こそが、教会を形造る」と語りかけ、主の愛への立ち帰りを求めます。この聖句は、教会形成に際し、方向転換を促すものです。

 その愛とは、4節で「忍耐強い」が筆頭に挙げられていることから分かるように、人に忍耐強さを与えるものです。愛があるから、人は、忍耐し、待つことができます。私たちは、この愛の足らざるを知り、キリストが満たしてくださることを信じ、待ちます。この愛の大切さを知り、求めるところから、教会が教会として形造られます。

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