月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月24日(木)

1コリント9章 福音に共にあずかるために

福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。(1コリント9:23)

 パウロはダマスコ途上において、復活の主イエスとまみえ、異邦人の使徒とされました。パウロはイエス・キリストの福音を携えて誰よりも早くコリントを訪れました。ですから、コリントの信徒たちこそ、パウロが使徒であることの生きた証人であったのです。

 けれども、コリントの信徒たちの中には、パウロの使徒性を疑う者がおりました。それはパウロが報酬を受け取らなかったことと関係しています。パウロは主イエスが、福音を宣べ伝える人たちには福音によって生活の糧を得るようにと指示されたことを知っていましたが、その権利を用いませんでした。そこには「福音のためなら、わたしはどんなことでもします」との思いが込められていました。権利を主張しなくても、「ゆだねられている務め」(17節)に全力を傾け、福音を伝えて、何人かでも救おうと願ったのでした。

 私たちは、福音の恵みにあずかる者として、どんなことでもする気構えをもって、今日も、ゆだねられていることに熱心に努めます。

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