月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月5日(土)

1コリント2章 神から恵みとして与えられたもの

わたしたちは、世の霊ではなく、神からの霊を受けました。それでわたしたちは、神から恵みとして与えられたものを知るようになったのです。(1コリント2:12)

 パウロは、当時この地方で、もてはやされていた雄弁家や哲学者のような言葉や知恵を用いず、ただ主イエス・キリストの十字架についての知恵を宣べ伝えました。それは永遠の昔から隠されていた神のご計画に沿ったものでしたが、人びとには理解されませんでした。

 そして、そのようなコリント教会のなかで、この神のご計画である知恵から逸れた者たちが、十字架の死と復活を抜きにして、イエス・キリストを単なる知識として理解しようとしていました。

 彼らに対抗して、パウロは聖霊を語ります。神はご自分が愛する者には、ご自身の「霊」を与えて、一切を明らかにされました。十字架の救いを理解するためには、聖霊によって心の目が開かれる必要があります。人の知恵は、救いを理解するためには全く無力です。

 聖霊をいただいたからこそ、私たちはキリストの十字架と復活において示されている永遠の救いを知ることができます。神の霊に属する私たちは、人の知恵ではなく、神の知恵を語り伝えます。

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