月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月20日(日)

箴言13章 言葉と沈黙

口の言葉が結ぶ実によって
人は良いものを享受する。
欺く者の欲望は不法に向かう。
自分の口を警戒する者は命を守る。
いたずらに唇を開く者は滅びる。(箴言13:2-3)

 この章では、「言葉」をめぐる「知恵」と「愚かさ」が取り上げられます。「自分の口を警戒する者は命を守る。いたずらに唇を開く者は滅びる」と。言葉の怖さを知る知恵が、口を開くことに警戒心を与え、滅びから人を救います。

 しかし、私たちは度たび、「言葉」を軽んじて過ちを犯します(13節)。「だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい」(ヤコ1章19節)と教えられても、この知恵を習得できずにいます。自らの愚かさが、悲しくなるばかりです。

 神は、このような私たちに、救い主を遣わされました。「肉となって、わたしたちの間に宿られた」(ヨハ1章14節)この「神の言」は、聖霊によって、今、私たちの心に宿ってくださいます。 主によって、神との対話の扉が開かれました。御前で沈黙し、命の言葉を頂くことによってこそ、「神の言」を生きる祝福が与えられます。知恵で口を守るだけでなく、神の知恵の言葉を自らの口で語る幸いに生かされています。

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