老年になったダビデに代わってイスラエルの王に即位しようとしたアドニヤは、軍司令官ヨアブと祭司アビアタルを味方につけ、謀反を起こそうとします。かつて神からの約束によって、ダビデの王座はソロモンが継ぎ、彼の下でイスラエルには平和と繁栄が与えられると示されていました。しかし、ダビデがその事実を明らかにしていなかったために、このような不幸な混乱と騒動が起こったのです。祭司ツァドクは天幕から油の入った角を持って出て、ソロモンに油を注いだ。彼らが角笛を吹くと、民は皆、「ソロモン王、万歳」と叫んだ。民は皆、彼の後に従って上り、笛を吹き、大いに喜び祝い、その声で地は裂けた(列王上1:39-40)