月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年2月1日(火)

列王上1章 王位継承と神の主権

祭司ツァドクは天幕から油の入った角を持って出て、ソロモンに油を注いだ。彼らが角笛を吹くと、民は皆、「ソロモン王、万歳」と叫んだ。民は皆、彼の後に従って上り、笛を吹き、大いに喜び祝い、その声で地は裂けた(列王上1:39-40)

 老年になったダビデに代わってイスラエルの王に即位しようとしたアドニヤは、軍司令官ヨアブと祭司アビアタルを味方につけ、謀反を起こそうとします。かつて神からの約束によって、ダビデの王座はソロモンが継ぎ、彼の下でイスラエルには平和と繁栄が与えられると示されていました。しかし、ダビデがその事実を明らかにしていなかったために、このような不幸な混乱と騒動が起こったのです。

 この陰謀は、預言者ナタンを通して、ソロモンの母バト・シェバに知らされ、彼女によってダビデ王の知るところとなりました。そこでダビデは、ようやく神の約束に従い、祭司ツァドクとナタンに命じ、ソロモンに油を注いで、イスラエルの王とします。民は一致して、ソロモンの王位継承を喜び祝いました。

 人間にいかに身勝手な野心と計画があっても、実現するのは主の御旨だけです。今回の出来事は、神の言葉を謙遜に受け入れ、それを誠実に記憶し伝えることの大切さを教えています。

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