月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年1月25日(火)

イザヤ10章 残りの者は、神に帰る

その日には、イスラエルの残りの者とヤコブの家の逃れた者とは、再び自分たちを撃った敵に頼ることなく、イスラエルの聖なる方、主に真実をもって頼る。残りの者が帰ってくる。ヤコブの残りの者が、力ある神に。(イザヤ10:20-21)

 神への信頼を投げ捨てるイスラエルに、神は厳しい裁きをもって臨まれます。裁きの道具として用いられるのがアッシリアです。しかし、なぜ神は横暴を極める世の力を、用いられるのでしょうか。私たちも戸惑いを覚えます。

 もちろん、神はアッシリアの高慢を見過ごしにはされません。「アッシリアの王の驕った心の結ぶ実、高ぶる目の輝きを罰せられる」(12節)。その高慢の最たるものは、「諸民族の境を取り払」った、という自負心です(13節)。諸国の境を定めるのは神の主権です。神の主権を強奪する罪は、したたかに報いを受けます。

 真の神信頼に生きる「残りの者」は少数で、世の力と繁栄に魅惑され、高慢の道を進む者が多いのです。かつて私たちもそうでした。しかし、一人の方が、全く正反対の道を歩んで、私たちに出会ってくださいました。天の高みから地上へと来てくださった御子イエスです。御子の謙遜と愛だけが、高慢を癒し、私たちを神に連れ戻してくださいます。

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