月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年1月16日(日)

詩編86編 親愛なるわたしの神

わたしの魂が慕うのは
主よ、あなたなのです。(詩編86:4)

 旧約聖書の信仰者たちは皆、ダビデの祈りから祈りの言葉を学びました。この詩編にも、これまで何度もその通り祈られたであろうと考えられる祈りの言葉が集められています。ですから、私たちも、詩編の言葉をそのまま自分の祈りとすることによって、神に向かってどのように祈ればよいのかを教えられます。

 今日のこの祈りも、私たちがそのまま自分の祈りとして祈ることができるものです。ダビデは苦難の多い生涯を送りました。多くの敵に囲まれ、助けを求めて祈ることもありました。けれども、ダビデが何よりも求めたのは、神ご自身でした。神は、今そこに生きておられる親しいお方であり、神がおられるなら、大丈夫なのです。

 ですから、敵の脅威や苦難から守られ、解き放たれることよりも必要であったのは、「あなた」と呼びかける神ご自身でした。本当の危機は、苦しみの大きさの故に、神を見失ってしまうことでした。私たちにとっても、捧げるべき祈りがここにあります。

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