月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年1月9日(日)

詩編85編 主の平和宣言

わたしは神が宣言なさるのを聞きます。
主は平和を宣言されます
御自分の民に、主の慈しみに生きる人々に
彼らが愚かなふるまいに戻らないように。…
慈しみとまことは出会い
正義と平和は口づけし
まことは地から萌えいで
正義は天から注がれます。(詩編85:9-12)

 神は、平和の宣言を与えておられます。それは、神の宣言ですから、人間の決意に基づくものとは異なります。神の平和は、戦争のない状態ではなく、満たされている、完成された状態を指します。

 主イエスの裁きによって姦淫罪による石打ちの刑から解放された女性に、主は告げられました。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない」(ヨハ8章11節)と。この宣言により、主の平和が彼女に到来しました。また、彼女は二度と死の恐怖を伴う愚かさへと戻ってはなりません。

 主イエスは、罪人が赦されて生きるために、ご自身を献げられました。私たちは、主の十字架に「慈しみとまことが出会い、正義と平和が口づけ」する場所を見出します。正義や平和を実現しようとして挫折するこの世の営みに落胆せず、神の宣言が十字架の主にあることを心に留めましょう。神だからこそ語ることができる平和宣言を、十字架の救いに与る経験を通して、聞き取りましょう。

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