月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月22日(水)

ルカ2章(1) 飼い葉桶の救い主

ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。(ルカ2:6-7)

 救い主のために、心にも生活にも場所を設けること。それは私たちの信仰の日々の課題であり、喜ばしい務めのはずです。主イエスがベツレヘムに誕生されたとき、どの家も、主イエスのために小さな部屋を明け渡すことすらできませんでした。主イエスは今も、同じ試練と孤独を味わっておられるのではないでしょうか。

 主イエスは、教会、世界、そして私たち一人ひとりを訪れたいと願っておられます。それなのに私たちは、すべてを投げ打って訪れてくださった方を迎え入れずに、外の闇に留まらせたままです。

 そして世界は今も、救いのない渇きと困窮のなかにいます。この救い主は、きれいに整えられた豪華な住まいを求めてはおられません。宿屋に場所を得られなかった救い主は、飼い葉桶をご自身にふさわしい誕生の場所とされました。なぜなら、私たちが生きているのは、実はそのような場所だからです。そこに救い主は、私たちの友、兄弟、真の医者としてご自分の方から私たちを訪ねてくださいます。

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