月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月18日(土)

2ペトロ3章 一日は千年のようであり

愛する人たち、このことだけは忘れないでほしい。主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです。(2ペトロ3:8)

 初代教会では、当時、キリストの再臨がすぐにでも来るという考えが広まっていました。ところが、現実には何も起こらなかったため、「天地創造の初めから何一つ変わらないではないか」(4節)と言ってあざける者たちも出てきました。

 ペトロは、彼らにノアの洪水を思い起こさせます。神は、天と地を洪水によって押し流し、しかし、もう一度回復させ、今度は火でもって滅ぼされるそのときまで保っておられます。その上で、次のように語ります。「主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです」と。時を支配しておられる主は、一日を千年に引き延ばすことも、千年を一日に縮めることもできます。神の主権の絶対性を畏れをもって心に刻まねばなりません。

 これは、神と私たちの秤は違うということでもあります。再臨は遅れているのではありません。神は、寛容をもって忍耐され、時を延ばして、人びとが悔い改めて救いに与る機会を与えておられます(9節、15節)。ですから、神の忍耐を軽んじてはいけません。

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