月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年11月25日(木)

ローマ12章(1) 神の御心をわきまえる

自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。…あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。(ローマ12:1-2)

 私たちの生活は、ただ心に関することだけが問題ではありません。経済的なこと政治的なこと、社会的生活などが含まれています。そしてこれらに関することも、信仰による解決の対象です。心の問題だけが教会で扱われるべきものであって、そのほかの悩みは、教会では相談できない、この世に倣って解決しよう…。そのように考えてはいないでしょうか。

 12章から、キリスト者の倫理が取り扱われます。キリスト者の実践は、信仰に立ってなされます。救いの恵みは、新たな生活の出発です。その中心が「神に喜ばれる」こと、つまり「何が神の御心であるか、何が善いことで…あるか」を探求し続けることにあります。

 キリスト者は、自分を変えていただく必要があるという認識を、まず持つことが大切です。新しい人間にされた者は、いよいよ御心をつぶさに学び、何が善であり、神に喜ばれるかを、常に念頭に置いて生きるようにと召されています。世に倣う生活からの、真剣な方向転換が始まっています。

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