月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年6月16日(水)

サムエル上23章 主に従うダビデ

ペリシテ人がケイラを襲い、麦打ち場を略奪している、という知らせがあったので、ダビデは主に託宣を求めた。「行って、このペリシテ人を討つべきでしょうか。」主はダビデに言われた。「行け、ペリシテ人を討って、ケイラを救え。」(サムエル上23:1-2)

 ダビデはペリシテ人たちがユダの町ケイラを襲っているという情報を得ました。彼が主に託宣を求めると、主は彼にペリシテ人を討てと命じられました。しかし、兵士たちは、サウル王に追われ、逃げるのが精一杯だったので、ペリシテと戦うことを恐れていました。そこでダビデが再度託宣を求めると、主は戦いを命じ、勝利を約束されました。その通り、ダビデは、ケイラの町を救いました。

 前に向かっていこうとするとき、未知な領域であればあるほど恐れを感じてしまいます。とかく「我々はここユダにいてさえ恐れているのに」(3節)と現状に縛られがちです。しかし、ダビデは「行け」との主の御命令に従いました。それは自らに勝算があったからではなく、御言葉に信頼したからです。

 ダビデは、その後も主の託宣を求めます。サウル王は執拗にダビデの命を求めて追い回し、ダビデは命を失う恐れから一時も解放されません。そのようなとき、ヨナタンが「神に頼るようにとダビデを励まし」(16節)ました。神は、信仰の友をも用い、神の民を守ってくださいます。

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