月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年4月28日(水)

サムエル上5章 主の御手がその町に

町全体が死の恐怖に包まれ、神の御手はそこに重くのしかかっていた。死を免れた人々もはれ物で打たれ、町の叫び声は天にまで達した。(サムエル上5:11-12)

 イスラエルとの戦いで勝利をおさめたペリシテは、神の契約の箱を戦利品として、自らの町の神殿に運び入れました。ダゴン神の像のそばに置いたところ、ダゴンの像はうつ伏せに倒れ、さらには、像の頭と手がバラバラになりました。また、その神殿の町、アシュドドの民に腫れ物が生じました。他の町に神の箱を移しても、同じことが起こりました。

 ペリシテのど真ん中で、主の御手が御業をなしています(6節)。ペリシテは、イスラエルには勝利したものの、イスラエルの民が信じる神と自らの神との戦いにおいては、どの町においても、いやと言うほどにその敗北を思い知らされることになります。勝利できないどころか、恐怖に包まれて、「町の叫び声は天にまで達した」ほどでした。

 神の民が戦いに負けたとしても、神が負けたわけではありません。神の民の敗北の原因は、神の弱さによるものではありません。神の民が衰えることがあったとしても、神こそがその民を救いうる唯一のお方です。敵地でもお働きくださる神を信じて、信仰の戦いに赴きましょう。

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