月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年4月5日(月)

コロサイ3章 キリストの愛と力に生きる

あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、上にあるものを求めなさい。(コロサイ3:1)

 主イエスの墓を見守る兵士たちは、主の十字架と復活の出来事を見ましたが、キリスト者になったとは記されていません。十字架と復活は、主イエスに起こった客観的な一つの出来事としてあるだけでなく、わたしの救いにとって決定的な意味と力をもった出来事です。ここに目が開らかれたときに、信仰が芽生えます。

 主は、十字架において、わたしのなかにあるどうすることもできない罪と弱さを担ってくださいました。そして、復活され、罪の惨めさを根底から取り除いてくださいました。主の十字架と復活のなかに罪から救う神の愛と力を見つめるとき、復活こそが、わたしの希望となります。

 罪はなお力を持ち、私たちを苦しめています。罪に打ち負かされ、うつむいて歩くときがあります。しかし、私たちは、「キリストと共に復活させられました」と語りかけていただけるほどの恵みのなかに移されています。私たちは、罪と死に勝利されたキリストのものです。キリストの勝利は、私たちの勝利です。ですから、苦難の日も「上にあるものを求め」、勝利の主を見上げましょう。

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