月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年4月2日(金)

ヨハネ13章 主イエスの愛の極み

たらいに水をくんで弟子たちの足を洗い、腰にまとった手ぬぐいでふき始められた。「…わたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。…あなたがたもするようにと、模範を示したのである。」(ヨハネ13:5,14,15)

 主イエスは最後の晩餐のとき、弟子たちの足を洗われました。それは、「この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた」(1節)主の愛の極みを表す行為でした。弟子たちへの主の愛は、十字架を前にして、このとき燃え上がっていたのです。

 主が、奴隷のように腰をかがめ、弟子たちの足を洗い、手ぬぐいで拭いてくださいました。主の手ぬぐいは、見る間に黒く汚れてきたことでしょう。主は、足を洗うというこの行為で、贖罪の意味を解き明かしておられたのです。弟子たちが、その意味に気付いたのは後になってからですが、主が足を洗ってくださった記憶は強烈に彼らの心に焼き付けられたはずです。

 また、この行為は模範としての役割を担っています。ある老牧師が、自分の人生を振り返って、「わたしも汚れを拭くぞうきんのようになっていれば良いのだが…」と語っておられました。主の愛の極みを知った者として、互いに愛し合うことを切に求めましょう。

コントローラ

Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.